- 鈴木
- 恐ろしく高い目標ですよね。だからこそ、すべての人たちが真剣に取り組まないといけない目標だと思います。その一方で、国民に我慢させて省エネをさせるのではなく、楽しく省エネ生活ができるように、抜本的に社会構造を変化させていく必要もあるのではないかと感じます。その中で、企業としてできることを考え、取り組む責任が僕たちにはあると思います。
- 神原
- そうですね。人任せにできる数字ではなく、一人一人が積極的に取り組んでいかないと達成できない目標だと思います。ここ数年、台風の大型化、豪雨などの災害が非常に大きくなっていますし、温暖化を肌身で感じています。我々の先輩方がより豊かな社会を目指して頑張っていただいたからこそ今の日本があると思います。この社会を次の世代に繋げるために、企業として当社だからできることを考えながら取り組んでいます。
- 横山
- たしかに地球規模での温暖化を止めるために、日本も率先して取り組むべきではあります。しかし、これまでも努力してきた日本にとって、非常に厳しい数字であることは間違いないですよね。
- 芦原
- そうですね。これまでの「チームマイナス6%」、「チャレンジ25」といった国主導の環境に対する取り組みは、国民全体に浸透するものではなく、表面上の取り組みに過ぎなかったように思います。さらに今回も、国は脱炭素社会を掲げる一方で火力発電所への依存を進めるような動きを取っている状況です。国主導だけの取り組みによる達成は難しいと感じますね。
- 平田
- 私は明確に高い目標を明示して頂ける事はポジティブに捉えています。再生可能エネルギーの需要は益々高まっていて、国、自治体で新築住宅への太陽光発電システムの義務化の話題も散見される様になってきました。
編集後記
今回の取材を通じて、社会に対する危機感を抱きつつも、悲観することなく、挑戦する覚悟を感じました。それは、クリーンなエネルギーを届けることで、「少しでも地球を守りたい。次の世代に繋ぎたい」という意志を持ちながら、社員の皆さんが日々の業務に取り組まれているからなのだと知りました。なにより、座談会の最中もまったく堅苦しくなく、ワクワクしながら挑もうとする明るい雰囲気を皆さんから感じることができました。これから世の中に対して起こしてゆく様々なアクションが楽しみであり、地球を守る取り組みに繋がることを期待しています。