日本中の家庭に無限の電力を届ける、ゼロ・エネルギー・ハウスの設備をトータル施工
廃プラスチック熱分解油化炭化再生資源回収装置
熱分解油化・炭化再生資源回収装置『パイロリナジー』は、
反応炉内を高温無酸素状態にすることで、プラスチックや合瀬繊維、合成ゴムなどの
石油化学由来の廃棄物から、リサイクル原料として新しく製品を作ることが
可能な再生油を回収し、ケミカルリサイクルを行う化学リサイクルプラントです。
埋め立てや焼却される廃棄物の排 出を削減し、限られた資源の持続的活用を可能にします。
実証機
単蒸留機
パイロリナジー in 大阪万博
私たちは、2025年の大阪万博に参画し、
廃プラスチックを再生するパイロリナジーの技術を世界に向けて発信します。
東日本大震災後2012年から大量の太陽光パネル設置
●脱原発の社会的な動き ●「固定価格買取(FIT)制度」による後押し
FITが終了する2032年に大量廃棄の時代が到来
2040年頃、一斉に寿命を迎え
年間80万tものパネルが廃棄される予想
そんな中、樹脂に包まれたセル/バックシートからは銀などの希少金属を抽出できるにも関わらず処理コストの問題でリサイクル処理が困難です。
そのような事情で埋め立て処理されることがまだまだ多いバックシートをパイロリナジーの熱分解技術で樹脂分を減容することで、大幅にリサイクル効率が高まることが実証されました。
100%リサイクルできているものは
アルミフレームだけ
分離のコストがかかる部品は
埋め立て処分されている
有害物質が含まれている可能性がある
電極に使用される銅分
ガラス分
希少金属を含む残渣分
樹脂由来の油分
弊社のパイロリナジーは、リサイクルフローがまだ確立されたていない「バックシート」を熱分解し、塗布されている銀などの希少金属を含む炭化物残渣と樹脂由来の油分に分別することでリサイクルコストが下げられることを実証しました。
これにより、埋め立て処理への流れをリサイクルの流れに軌道修正していく道筋を示すことができたと考えており、太陽光パネルの100%リサイクルを目標に据えて事業を推進しています。
使用済みアクリル樹脂のケミカルリサイクルが実現できるのは、パイロリナジーの熱分解技術によるものです。使用済みのアクリル製品をパイロリナジーに投入し熱分解することで、原材料である『MMAモノマー』を新品同様のクオリティで抽出し、アクリル製品の製造工程に戻すことで、ケミカルリサイクルをすることができます。このアクリル板は、当技術を用いたMMAモノマーをさらに加工して、再生材由来で製作したものになります、着色や匂いなどもなく新品さながらのリサイクルを実現しています。
コロナ渦に増加したアクリル板が新型コロナウィルスの5類移行により廃棄/処分されるケースが増えており、その9割が焼却処分されているとも言われています。石油という限りある資源を有効活用する為にも石油からできたプラスチックを石油に戻すケミカルリサイクルは循環型社会の実現に向けても欠かせない技術であると考えます。
アクリル樹脂は、透明性や耐久性に優れる樹脂で、身近なところでは、自動車のテールランプや、様々な液晶、光ファイバーにも使用されるなど、生活を支えているプラスチックの一つです。
ほとんどが“透明性”を活かした使用方法となっており、その透明性から「プラスチックの女王」と呼ばれたりもします。